私が相談支援専門員になった理由

『なぜ相談支援専門員になろうと思ったか』について述べたいと思います

小学校教員1年目、ちょうど今から17・8年ほど前になります。

初任で1年生の副担任を任せられていました。

クラスの人数は約32名ほど、でもとびっきりの児童がいたんです。

職員会議でも議題にも話題になっていた子なんですが、手がかかるとのこと。

そこで、私がサポート役としてそのクラスに加わることになりました。

そしたら、

暴れる、クラスの外に出る、集中できない、勉強は全くできない

子だったんです。でも、どこか愛らしい可愛い男の子でした。

 

でも、

担任とは合わなかったんです。むげに扱われるようになりました。

児童暴れると

担任「出ていきなさい」と恫喝。

 

当時、ADHDやLDといった児童・生徒の存在が少し知られるようになり、教材が

ほんの少しですがある状態でした。本屋さんにいくと数冊本が並べられているだけ

の状態です。

 

毎日が格闘でした。教室から出ていくとそのまま学校の外へ飛び出す始末。

私も、ADHDについて学習をし始めました。

どうしたらいいのか。落ち着くのか。教材研究に励みました。

次第に大人しくなり、授業に集中できるようになっていきました。

視覚から入る情報に工夫を持たせ、今何時間目か、教室を出たいか、出たくないか

のサイン表示など、色々工夫してみました。

 

ある日、担任の先生と大喧嘩をしたらしいのです。

原因はあまりよくわからないのですが・・・

そして、学校の職員用更衣室に駆け込み泣き叫びました。

それをあやすかのようにだきか抱えてやり、

その次児童は言いました。

「なんで僕だけ先生からあんなに怒られるの」

そう思った瞬間、確かに子供目線の教育が必要だと感じたのです。

子供目線に立ったものが「教育」であるべきそう感じた時、障害児教育に関心を

持つようになったのです。

 

それから、定時制高校の生徒を相手してみたり、障害児(身体・精神)の児童生

徒を教育して来ました。結果として、5年以上相談支援にのったことになります。

ちょうどその時、相談支援専門員の研修を受けたこともあり、今の相談支援事業

所を立ち上げました。

あくまでも、児童生徒のために、親御さんのためにをモットーに運営しています。

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嘘のように聞こえるかもしれませんが、私はお金を稼ぐことをこの仕事の目的と

していません。あくまでも、ボランティアのような感覚でいます。

なぜか、子供や親を優先的に考えているからです。優先にされるべき人たちが

いるからです。確かに自分の生活もありますが、プラスマイナス0での運営を

しておけば、いいのかなと思っています。

 

ちなみにこのブログの収益は全て相談支援事業所の運営にあてています

(とは言えまだまだありませんが・・・)