私にとってのアナザースカイ。シェムリアップ・アンコールワットの寺子屋を紹介します。
今回ご紹介するのは、アンコールワットで有名なシェムリアップにある寺子屋をご紹介します。私はある団体に所属していて、そこの事務局長を任されています。
毎年夏に大学生を15名程度派遣して、現地で小学校の授業体験などを通して交流を深める活動をしています。
写真は、アンコールワットです。その昔、水の都呼ばれていたくらい神殿の内部には水があったそうです。今はどこも修復工事だらけですね。
シェムリアップの空港からおよそ20分ぐらいのところに2つの学校があります。
BFOK1とBFOK2と呼ばれているところです。
BFOKは、主に英語、体育、美術、パソコンスキルを身に付けるために作られた寺子屋です。
現地の教育委員会や周辺の自治団体からも協力(認可)をもらっています。
また、6ヶ国程度の国のNGO(非政府組織)から支援をしてもらっています。
BFOK2は、田舎の高校生が寝泊りしながらここで英語やパソコンスキルを身につけています。
生徒数は現在6名です。生徒が集まらないのが課題になっています。
本来なら、小学生がたくさん来ても良いはずなのになぜ来ないのかフィールドワークをしようと思っています。(新型コロナウイルスが落ち着いたら)
BFOK1です。生徒数340名ほどいます。一人1ヶ月$1で授業をしています。同じようにパソコンや英語を教えています。前で教えているのは昨年行った大学生ですね。
なぜ、英語やパソコンかと言うと、ホテルや通訳に勤務できるようになるとそれだけ給料を稼ぐことができるからです。この学校では、初級・中級・上級とクラスを分けて授業をしています。それぞれテストがあり、クリアをしないと次へ進めないような仕組みになっています。
歯ブラシをあまり使う習慣がないので、全校生徒分の歯ブラシを購入して、歯磨きの練習をしました。これは、その時の様子です。
カンボジアの小学校では、通常の公立小学校のカリキュラムでも3年ほど前に音楽と図画工作などの情操教育が導入されました。しかし、まだまだ指導者不足で普及するに至っていません。かつて、ポルポト政権の時、教師、医者などの知識人を全て虐殺してしまったからです。
その為、30代の教員が中核の大半を占めています。ここの学校の校長先生は36歳です。それで2つの学校を運営しています。
楽しいところもないといけませんよね、今、アンコールワットのおかげで外国人がたくさんカンボジアに入ってきています。その為、パブストリートを中心に賑わいを見せているのです。
カンボジアはポルポト政権時に大量の虐殺があり、アンコールワットの大半を破壊する行為がありました。そのおかげで、発展はこれからですが、首都プノンペンにはイオンモールができたり、大きな高層ビルが立ち並ぶようになり繁栄を取り戻しつつあります。シェムリアップはホテルがどんどん立ち始め、去年と今年それぞれで違う顔を見せてくれます。ぜひ、新型コロナウイルスが落ち着いたら訪れてみてください。
アンコールワットは、私にとってのアナザースカイです。
今回も読んでいただきありがとうございました。