相談支援専門員という職業についてご紹介

みなさんこんにちは。
ところで、相談支援専門員という職業をご存じの方いますか?

 


簡単に言えば、介護には介護福祉士というケアワーカーが介護計画を作るのですが、
相談支援専門員は、障害児(者)の計画をつくることを仕事にしています。

 


障害児の場合 → 児童発達支援・放課後等デイサービスほか

障害者の場合 → 就労移行支援・就労移行A型・B型ほか

 


それぞれのサービスに入るために計画を立てるのが仕事です。利用者の負担は国から補助が出るので無料なのが特徴です。
この仕事をご存じない方が多いので、ご紹介いたします。
基本的に、利用者本人もしくは、ご家族の意向に沿って計画を立てます。サービスを利用するのにどういう目的で、何日間使用するのかなど。細かくアセスメント(面談)をして聞いていきます。もちろん障害自体のことにも触れるのですが、基本的に、その人個人の個性として障害をとらえるようにしています。障害は、個性という考え方です。私の場合は、障害児に限定して運営しているのですが、障害者まで枠を広げると大体90名~多い人だと100名の人の計画を管理しています。それこそブラックの領域です。

 


企業として普通に利益を出すには大体60名ほどの利用者がいれば安定します。でも、一人事業所(一人で運営している事業所のこと)がほとんどで常に忙しさに追われています。

 


収益モデルとして


1計画あたり 16,000円前後(地域によります)
モニタリング 13,000円前後(地域によります)
その他の加算  5,000円程度

 


 が大体のおおよそ入ってくるものです。でも、介護の分野と違いモニタリングは、当初3ヶ月のち半年となります。つまり、最初の3ヶ月だけ入り、後は半年後になります。これでは、なかなか収益としてのうま味がありませんね。常に新規利用者を探さなくてはいけません。とはいえ、医者の診断を待っている方々(予約だけでも一杯)が多くいて、入口も狭いような印象を受けます。しかも、障害の認定には時間がかかるのです。

 


 相談支援専門員になるためには、相談支援事業所に所属する必要があります。相談支援事業所は各県市町等で認可が必要で、基本的に法人各を持っていないと認可が下りません。また、認可をもらうために人員配置も基準があります。

 


 相談支援専門員になるためには、次のステップが必要です


① 実務経験証明書の取得・・・実務経験が必要です。こちらを参照に
② 相談支援専門員初任者研修を受講・・・年に1度程度各県で開催
③ 相談支援事業所へ就職・起業・・・事業所があり始めて名乗れます

 

※その後、5年に一度相談支援専門員現任者研修が必要になります。
この仕事は、利用者の方、保護者(親)、サービス、社会資源を繋ぐ仕事です。計画を作成するだけではなく、人を繋ぐ仕事だと考えていただければと思います。私は、自分の仕事を通して、人のつながりを大切にしていけるような相談支援専門員を目指しています。

 

もし、相談支援専門員に興味がある方、ご相談されたい方がいましたら、以下にTwitterを載せておくのでDMを頂ければ返信させていただきます。

 

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